教えてまもるくん11
第11回 擁壁のセルフチェック
あなたの擁壁は大丈夫かな?と思われたら、簡単なセルフチェックをしてみましょう!!
(1)あなたの所有・管理する擁壁は、以下のどの形式に含まれますか?
A: 空石積み擁壁
B:2段擁壁
C:増し積み擁壁
D:張出し床板付
※わからない場合は、「第5回目 擁壁種類別の安全性」を確認ください
もし含まれていれば、本来、宅地の擁壁として適さない擁壁です。現在、変状がない場合でも構造上の問題について専門家に相談することをお勧めします。さらに変状が見られる場合は、非常に危険な状態ですので早急な対応が必要です。
(2)上記A~D以外の擁壁の場合、以下のチェック項目で、その健全度を調べてみましょう。
(2)−1:周辺環境条件等のチェック
A:水抜孔が設置されているか(個数はたくさんあるか?詰まっていないか?)
B :水のしみ出し(表面が濡れていないか?)
(2)−2:擁壁変状のチェック
A:ひびがないか?
B:擁壁がずれてないか?(擁壁のつなぎ部にズレがないかどうか確認)
C:ふくらみがないか?(ふくらみ、積石に抜け落ちがないかどうかの確認)
D:傾斜、折損がないか(擁壁が傾いてないか、折れていないかどうかの確認)
セルフチェックを行い、1つでもあてはまる場合は危険性が高い擁壁と考えられますので、専門家にご相談してみてはいかがでしょうか?